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治療院向け月報2016年10月号

こんにちは。手技療法会報委員会です。
第59回は、自費療養のみで確実に業績を伸ばしている東京都の指圧・鍼灸院の先生にお話を伺ってきました。

◆失敗から学んだ「他とは違うやり方」

先生が東京都の住宅街に現在の指圧・鍼灸院を構えられて4年目になりますが、その前には都心で開業し、半年程で撤退するという経験をされたそうです。最初に開業した場所は、周りにはチェーンの低価格マッサージ店が多く、土曜・日曜には人通りが少ない立地でした。売上も伸びず、価格競争をする意味もないと考え、ご自分の地元だった現在の場所で再度開業されたそうです。

先生の指圧・鍼灸院は、水曜~日曜の15時~24時というやや変わった時間に診療していらっしゃるのが特徴なのですが、これは最初の開業時の経験から、「他とは違うことをしないといけない」と考えられたからだそうです。その戦略が功を奏し、住宅地という立地とも相まって、確実にリピーターの心をとらえていらっしゃいます。特に土曜・日曜は一息つく暇もないほどお忙しくなるようです。

◆経営者としても、施術者としても

先生は、開業前には他の治療院での施術者としての勤務だけでなく、一般企業のサラリーマンとして勤務もされていたそうです。その経験から、治療院も事業として成功しないと意味がないという発想を持っておられます。一方で、事業を経営する立場になってから、他の治療院で勤務していた頃よりも施術者としての仕事も楽しくなった、ともおっしゃっていました。

また、スタッフのお給料は成績に応じて計算する仕組にしているそうですが、ゲームのような感覚で楽しんで勤務してもらえている、ともおっしゃっていました。もっと業績を伸ばしたいとおっしゃっていましたが、先生とスタッフ、さらには患者様も楽しめているという雰囲気は、診療時間外に伺ったにも関わらず伝わってくるものがありました。