こんにちは。手技療法会報委員会です。

第40回は、ハビリテーションに力を入れている、千葉県で整骨院を営んでいる先生にお話を伺ってきました。

◆Needs,Wants,Seeds

開業当初より保険だけでなく、それ以外の施術にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。『まずは、既存のお客様のニーズを理解しサービスを提供してみる。その上でお客様の反応やリピート率、他のサービスとのバランスを検討し、サービスの統廃合を繰り返している』とおっしゃっておりました。現在は女性のお客様のニーズに応え、表面を整えるのではなく、骨盤や体幹を改善することで体の内側から美しくする美容特別施術をお客様に提供していらっしゃいます。積極的に新しいことにチャレンジをして分析・改善を行っていることが、売上を確保できている要因だと感じました。

◆更なる飛躍のために

他の整骨院に比べ、障害をお持ちの方へのサービスを強みとしていらっしゃいます。現在の整骨院でも特別施術枠を設け、院を貸切の状態で当該患者様のご相談や施術を受けることができ、また、NPO法人や行政とも連携して活動をされております。いずれは障害者福祉のためのサービス施設を作り、患者様とそのご家族の助けになりたいと考えておられます。

◆フィジカル・ハビリテーション

病気や怪我などをした場合に元の状態に戻すリハビリテーションに対し、ハビリテーションとは生まれつき身体障害を持つ児童たちへのケアの中で、「元に戻す」のではなく、その人の持つ機能の発達に焦点を当て、身体機能を改善・向上させるというものです。

その中でも肉体的側面に着目し、患者様の残存機能の強化による社会的能力の向上・一時的障害の緩和・二次的障害の予防をフィジカル・ハビリテーションと呼びます。