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治療院向け月報2015年1月号

こんにちは。手技療法会報委員会です。

第41回は、開業3年目の自費に力を入れられている整骨院の先生にお話を伺いました。

◆保険から自費への移行

開業当初は保険による収入が主でしたが、患者さんのことを真摯に考えた結果、保険よりも自費による施術の方が患者さんの健康のためには良いのではないかという考えに到りました。近年、保険請求が厳しくなってきていることを踏まえ、保険から自費への移行をお決めになられたとのことです。

実際に移行する際には数か月前から患者さんに告知を行っているそうです。これにより想定よりも順調に保険から自費への移行が図れております。開業当初から昨年の中途までは2割程度だった自費収入でしたが、自費中心の体制に移行してからは、5割程度まで増加しており、自費への移行は順調のようです。

◆売上が伸びている要因

当初は自費へ移行することにより保険の患者が減少し、売上が減少してしまうのではないかという不安もあったようですが、実際は売上の大きな減少もなく、患者さんの反応も良好で、先生の患者さんの健康を真摯に考えたお気持ちが患者さんに伝わっているのだと思います。

先生の施術技術もさることながら、自費の強みである体全体に対する施術の効果が大きく、特に女性の反応が好評のようです。患者さんの男女比率も3:7と以前に比べ女性の比率が上がり、保険を中心としている近くの整骨院と差別化も図れていることも大きな要因となっています。

また、整体器具等の販売にも力を入れられております。施術の際に使用し、実際に患者さんに体験して頂くことで購入される方も増え、物販収入の売上が前年と比べ大きく増加しております。施術だけではなく、患者さんがご自宅でも健康に気を使えるようにと先生のご配慮が来院者数につながっていると感じました。