治療院向け月報2010年11月号(№10)
こんにちは、上田会計広報委員会です。
第10回は、自費売上が毎月大きく伸びている整骨院の院長先生にお話を伺ってまいりました。
この整骨院は現在2つの分院を開設し、法人成りを検討中です。
偉人が語る~松下幸之助
とにかく考えてみることである。
工夫してみることである。
そして、やってみることである。
失敗すればやり直せばいい。
◆ 自費売上が大きく伸びた要因は・・・
この整骨院は平成22年3月度から4月度にかけて自費売上が4倍近く伸びました。
記帳を担当している私は、頂いた資料の桁が間違っているのではと電話連絡してしまいました。
売上が大きく伸びた要因は、『顧客単価を上げること』だそうです。
この先生は、客単価を2倍に変えました。
その分1人当たりの時間を延ばし、よりサービスの向上を目指しました。
今までは1時間で3人施術していましたが、現在は1時間で2人だそうです。
値上げの結果、2割のお客様はよその整骨院に流れてしまいましたが、8割のお客様には残っていただけたそうです。
時間に余裕ができた上、売上は伸びたので値上げに成功しました。
◆ 経営をするうえで大切なこと
一番大切なことは、事業を潰さないこと。
そのためには、現金をどれだけ増やすかが大切になってきます。
先生は経費を減らすことよりも、売上を伸ばす方法をとりました。
もちろん、無駄な経費の削減には努めますが、売上に直結するような経費、例えば研修用のDVD,ネット広告には支払いを惜しみません。
その結果支払いは増えましたが、幸いにも、それ以上の収入がありました。
◆ 将来の夢は・・・
1つ目は、分院をフランチャイズ化し、最終的にはロイヤリティー収入を得ること。
そのため、現在、従業員の教育に全力を尽くしています。
2つ目は、保養所を作ること。
現在は、週に何回かお客様に来ていただいて、30分から1時間の施術を行うという形なので、どうしても、食事療法やストレッチ等のトータル的なサービスの提供が不十分となってしまいます。
温泉付きの旅館を買い取って、ここにくればどんな痛みもなくなるというような保養所を作りたいとおっしゃっていました。
編集後記
お忙しい中、大変快く取材に協力していただけました。
法人化や分院の増設等、常に前向きで、目標をもって仕事をされている先生はとても恰好よいと思いました。
私もしっかりとした目標を持って仕事をしていこうと思いました。
(発行)
発行:上田公認会計士事務所
手技療法会報委員会