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治療院向け月報2011年2月号(№12)

こんにちは、上田会計広報委員会です。
第12回は、埼玉県にある自費売上が好調な整骨院の先生にお話しを伺ってきました。
「損して徳をとる」、「患者は人につく」、「忙しくても余裕を持つこと」という経営理念の下、
先生は売上を上げていくということは大前提として、従業員、患者、地域社会など関係する
すべてのもののために存在し、それらの人たちのために貢献していくことを目指していらっしゃるようです。

 

偉人が語る~本田宗一郎 

信用とは、人に好かれること、
約束を守ること、
儲けさせることにつきる。

◆ 損して徳をとる

先生は料金を細分化するのではなくトータルで治療・サポートしていくという経営スタイルのようです。
単価が高くても質の高い仕事を提供し患者に満足していただく。
サービスの向上と顧客単価の密接な関係を常に念頭に置き、患者の痛み・ニーズの一歩先行く実行力を
目指していらっしゃいます。
 

◆ 患者は人につく

先生は従業員の先生方の治療技術に関して口は出さないそうです。
求められれば教えるし、勉強するのも自由。
本も申請すれば自由に買えるとのことです。
技術に関しては採用した時点で従業員の方に対して一人の術者として尊重し、
責任感を持って取り組んでもらう。
ただし、接客に関しては厳しく接するそうです。
人がついてくるのは知識・技術よりも人格、人格はコミュニケーションの中から形成され、人に伝わる。
人付き合いは人付き合いからしか学べない、という理念の下、従業員の先生方を定期的にコミュニケーション
のプロが集まる高級飲食店に連れて行くそうです。(さすがに経費にはしていませんが。)
 

◆ 忙しくても余裕を持つこと

先生が従業員の先生方に常々言っていらっしゃるのが「若いうちはお金を溜め込むことなんかせず使え」
ということ。
お金は使うことによってお金としてだけでなく価値観や充実したライフスタイルといったように
使ったもの以上に大きくなって自分に返ってくる。
様々な場所に顔を出すことによって人脈が広がり、どんどん患者を紹介してもらえる。
実際先生は様々な方からのご紹介で自費売上をどんどん伸ばしていっています。
接骨院はどんどん増えているので技術が高いだけでは患者は集まらない。
技術に裏打ちされた高い営業力が必要だと先生はお考えのようです。
  

編集後記

 
物事に対してゆったりと構え、「人」を大事にされる先生のお話にとても刺激を受けることができました。
私も高級飲食店に行けるように頑張ろうと思いました。 

(発行)
発行:上田公認会計士事務所 
手技療法会報委員会