治療院向け月報2022年12月号
今回は、開業3年目のトレーニング療法を得意とする整骨院の先生に取材させていただきました。
◆自分に合った方法で、ニーズに合ったトレーニングを
院長は元はシステムエンジニアとして働いていましたが、自分の将来について改めて向き合い、自分がバスケ経験者だったことからスポーツに関わる仕事をしたいと思い、柔道整復師の資格を取得したそうです。
特徴的なのが施術用のベッドやEMS等の機械があるだけでなく、ジムのようなトレーニングスペースを設けていることです。コロナ禍でお客様の健康意識が高まったニーズと、筋力をつけるためのトレーニング療法に力を入れた長期間メニューがマッチしたことから、お客様のリピートに繋がっているとのことでした。
特に、トレーニング療法は機械だけに頼らず、筋力トレーニングをすることによって根本的な体力・筋力を上げる施術に力を入れています。また、施術は3ヶ月以上継続が目途であり、筋力が付き始める目安でもあります。この施術方法には合う人・合わない人がいます。先生は自分なりのアプローチを続け、お客様の助けになりたいそうです。
◆法人成りに向けて
先生は開業当初から法人化を目指して、自分の院の強みを活かしながら売上を伸ばしてこられました。そこで初めて経営をしていく中で苦労したことをお伺いしたところ、資金繰りが一番大変だったとのことでした。保険請求の売上や自賠責売上、クレジット売上は実際に売上が立った時よりも遅れて入金がされます。売上が上がると支払も増えるのは常ですが、売上が上がれば上がるほど資金繰りに苦労されたそうです。
法人化するとお金の管理は個人事業主の時よりも厳しくなります。お客様の健康にも力を入れつつ、法人化した後も経営者としてより一層成長していきたいとの希望をお持ちです。