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治療院向け月報2022年2月号

 

20代で開院を決意され、今年14年目を迎える治療院の先生にお話を伺いました。

 

◆自費への移行

開院当初は、施術の知識はあっても、経営の方法が分からず、保険施術からの脱出に悩んでいたそうです。保険施術を行わないことで患者さんが離れていくのではないか、という不安から、数々の経営セミナーに参加し、「メンター」に出会いました。メンターの方は、治療院業界とは畑の違う元営業マン。患者さんに対して、心苦しいという気持ちを捨て、「治りたい」というニーズに応えること、今すぐに宣伝活動に移すことを学ばれたそうです。最初は、院の営業時間で保険と自費の患者さんを分けるところから始めました。単価を上げることで良い意味での責任感に繋がり、自信をもって施術することができるようになりました。施術計画を立て患者さんのニーズを言語化し、勉強会にて成功者から学び、施術中の接客で意識することなど努力を積み重ね、売上を落とさずに自費への移行を成功させました。

 

◆「やり方」はいくらでもある

先生はベストボディジャパン大会へ出場するほど「健康オタク」です。自身の経験や知識が実例となり、院の強みの一つである食事コンサルのブランディングも繋がっています。LINEを使った情報発信では、「食事」「筋トレ」とグループ分けすることで、一人一人の需要を掴み、適切なアドバイスを行う工夫をされています。今後は、培ってきた食事・健康の知識を使って、わざわざ治療院に足を運んでもらわなくても利用してもらえるオンラインビジネスの展開を目指しているそうです。

 

◆「チーム」のなかで、自分の役割を理解すること

例えば、近隣に整骨院ができたとしても、先生は焦らないそうです。院の予約が埋まっているのなら、他院へも患者さんを紹介しているとのこと。自院の強みを理解し、専門性を高めていけば、横のつながりは巡り巡って自分を助けてくれます。まずは自分の固定概念を捨てること、そして、患者さんのマインドを変えることが大切だと仰っていました。