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治療院向け月報2020年7月号

こんにちは。手技療法会報委員会です。

第11回は、今年で4年目を迎え、順調に売り上げを伸ばしている接骨院の先生にお話を伺いました。

 

 

◆ 「患者ひとりひとりのために」できること

先生は学生時代野球をやっていたそうで、けがをして通院された経験から整骨業に興味を持たれたそうです。整形外科での勤務から始まり、複数店舗を展開する整骨院グループの会社にて院長として知識・技術・経営等を学ばれた先生ですが、グループ接骨院でのパターン化している施術に限界を感じ、より良い施術を提供したいと思ったため独立を決意したとのことでした。

先生は、患者様それぞれに合わせた施術を提供したいという想いが大きいそうです。特に初診の患者様の施術をする際、来院時から施術終了までの時間を50分とすると10~15分は必ず問診の時間を取り、施術の方針や保険適応と自費についての区別をしっかり説明してから施術に臨むことで患者様一人一人に合わせた施術が出来る、とおっしゃっていました。広告宣伝にも患者さん一人一人を大切にする考えが生きていて、先生ご自身も含めスタッフ全員で一人あたり毎月千~二千枚ものちらしを地域に配りに行くそうなのですが、それにより地域に対する理解が深まり、施術中の会話の材料にもなる、とのことです。

 

 

◆ スタッフが働きやすい環境をつくること

先生はスタッフの育成にも力を入れているそうです。整骨院グループ会社で院長をしていた頃の人材育成の経験も踏まえ、現在もスタッフ一人一人と丁寧にコミュニケーションを取りつつ各々の将来の展望、目標等を明らかにし尊重した上で日々共に仕事をしているそうです。近いうちに法人化を目指しつつ、今後信頼出来るスタッフを育成出来たら分院を開院し任せたい、という想いを語ってくださいました。スタッフが働きやすい環境を作ることを経営上心掛けている先生らしい考え方だと感じました。

 

 

編集後記

突然のインタビュー依頼にもかかわらず、快く承諾頂きご丁寧に対応してくださり、本当にありがとうございました。今回のインタビューを通じ先生の患者、スタッフを想う温かい人柄を改めて実感いたしました。

今後も先生の経営に少しでも貢献できるよう、日々精進してまいります。これからもどうぞ宜しくお願い致します。