治療院向け月報2018年10月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。すっかり秋らしくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
第79回は、今年で開業から7年目を迎え、2017年の売上は前年比150%増と、業績が好調な接骨院の院長にお話を伺いました。
◆体質改善、習慣を改善し、不安のない日々を与えたい
こちらの院は駅から10分ほどの住宅街に所在しています。地域の特色は若い方が多く、また比較的裕福な方が多いということでした。接骨院やその他の施術所は30か所以上と、まさに激戦区となっています。
ではなぜこのような激戦区で売上を伸ばすことができたのでしょうか。
院長の経営理念は、「体質改善、習慣を改善し、不安のない日々を与えたい。」売上を意識するのではなく、いかにお客様に満足してもらうか、いかに苦しんでいるお客様を助けてあげられるか、を信念に経営を行っているそうです。また過去には、スポーツトレーナーを目指し専門学校に通学、前職では整形外科で勤務していたことから、外傷や痛みを取り除くことに関しては絶対の自信があるようです。
その経営理念と自信を原点に、安売りなどをして他院と競い合うのではなく、クオリティーの高いサービスを提供することにより、地域の方に支持され売上の増加につながっていきました。
◆治療とトレーニングの融合
今年の春にトレーニングジムを開き、今後は院とジムを連動し、お客様をサポートしていくそうです。腰痛や肩こりを起こしやすい方はやはり、運動不足や筋力不足が原因となっていますので、専用のトレーナーを雇い、お客様の体質改善に取り組んでいきます。また、運動能力が一定以下の方を対象に、一ヶ月無料キャンペーンというサービスを検討しているとのことです。
これからは治療とトレーニングを融合して、「根本から体を改善し、痛みを感じさせない体作りを目指していきたい。」と想いを語っていただきました。