今回は、開業して9年目を迎える、千葉県にある整骨院の院長にお話を伺いました。

◆既存患者の高齢化

元々、先生の院はグループ経営の分院の一つでしたが、院長として10年間勤めた後に院を譲り受け、独立開業されました。そのため、院を譲り受ける前から通っている長年の患者様も多く、特に高齢の方が多くいらっしゃいます。

◆売上増加の要因

先生は、自賠責や労災の増加や単価の引き上げによって売上が増加したとお話ししてくださいました。以前は、労災や自賠責の手続きを手間に感じ、保険を選択する患者様が多かったそうです。しかし、先生が丁寧に説明を行うことで労災や自賠責を選択する患者様が増加したそうです。
その結果、患者様の費用負担が軽減され、通院頻度が増加し、必要な施術を適切に受けいただけるようになり、売上の増加につながりました。
また、値上げを行った際も丁寧に説明を行ったうえで治療を行い、真摯に患者様と向き合うことで新規患者を増やしつつ、既存の患者様にも愛される院となりました。

◆今後の方針について

先生は、一人ひとりの患者様を完治させることをとても大切にしており、今後はより適切な施術を提供できる自費施術に注力していきたいそうです。一方で、患者の高齢化により通院の難しい患者様も増えているため、訪問マッサージは続けなければならないともお話ししてくださいました。また、院を広く知ってもらえるよう積極的に宣伝を行い、新規患者を増やすことでより長く愛される接骨院を目指されています。