治療院向け月報2024年8月号
今回は、開業して今年で17年目を迎える、宮崎県にある整骨院の院長にお話を伺いました。
◆自費施術専門への移行
専門学校を卒業後、都内の整骨院で勤務していた院長先生は、2008年に宮崎県で自身の院を開業されました。当初は保険施術も行っていましたが、「保険施術には限界があり、それによって患者様に向き合えていない」と感じ、令和6年から自費施術のみへと切り替えました。
また、昨年までは自費の施術料金を一律に設定していましたが、今年からは施術部位ごとに料金を3段階に分けたところ、来院数が増加したそうです。
◆宮崎で唯一の施術機器
この院の特徴として、「プロテック椎間板減圧牽引器」という施術機器を紹介していただきました。これは施術後にサービスとして提供しているもので、空中に吊ることで腰への負担を軽減し、腰痛やヘルニアに効果があるとされています。院長先生はこの器具をご友人から紹介してもらったそうですが、まだ知名度が低く、県内で導入している整骨院はほかにないとのことでした。
実際にこの器具を使ってヘルニアが改善された方も多く、リピーターとして来院してくださっているそうです。
◆今後の展望
今後の展望についてお伺いしたところ、売上の目標のほかに「より効果的な施術法を開発していきたい」と語ってくださいました。積極的にセミナーに参加し、SNSなどで情報収集を行い、新メニュー開発の足掛かりとしているそうです。
今年からは、あん摩マッサージ指圧師の資格を持っている奥様が施術する女性専用のマッサージメニューを考案するなど、お客様にあった施術法を常に考え続けられる向上心を感じました。