今回は、施術歴20年以上の目黒区にて整体院を経営されている先生にお話を伺いました。

◆整骨院から完全自費の整体院へ

先生はアルバイトや雇われ店長として約9年間の長い下積みを経て独立を決意し、自費よりも保険売上の方が一般的という友人の勧めにより整骨院として開業されました。
しかし、先生は下積み時代から保険請求に疑問を抱いており、整骨院では施術そのものや広告等で制限がかかることから、当初より経営方針として定めていた完全自費の整体院へと移行しました。
その後、院名を変更し、広告方法を見直すことで、徐々に売上と利益を伸ばしています。

◆気づかなかった自身の強みを活かして一歩ずつ成長

先生が得意としているのは『血行促進に特化した整体』であり、手技をメインとしています。
整体といえば、体のゆがみを整えるためにボキボキと音が鳴る施術が印象的であり、血行促進については電気を使用している治療院も少なくないと思います。
先生の施術は血液循環を促し、身体の正常な働きを引き出すことで、疲労回復やコリ・痛み等の改善を図るという特徴があります。また、手技で対応している為、患者さん一人ひとりに合わせた施術が可能であり、満足度も高いようです。メンテナンスとして来院される患者さんは全体の50～60％程を占めているそうです。
この施術方針になったのは奥様からの勧めがきっかけで、教えてもらうまで自身では強みが強みであるとは気づかなかったそうです。今では自分らしい治療院を経営できているとのことです。
今後は基礎となっている技術に加え、セミナーや他の治療院で取り入れている技術を学びながら一歩ずつ成長し、売上・利益を伸ばして法人化を目指していきたいとお話ししてくださいました。