治療院向け月報2019年11月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第7回は、保険施術に特化し、毎年順調に売上を伸ばされている開業4年目の整骨院の先生にお話を伺いました。
◆地域性を活かし、保険施術に特化
先生は学生時代に柔道をされており、整骨院に通う機会があったため、その頃からこの仕事に興味を持たれていたそうです。業界で働き始めた当初から、いつかは開業したいと考え、約10年間の下積み時代を経て開業されました。
保険施術から自費施術に移行している治療院が多い中で、保険施術に特化されている理由を伺ったところ、地域的に高齢者の方が多く、保険施術が求められるので、それに合わせて地域密着型の整骨院を目指されているとのことです。
◆口コミだけで売上増加
先生は現在、特に広告費などをかけずに、口コミだけで売上を伸ばされています。自院の強みを伺ったところ、お客様の細かい変化に気づき、コミュニケーションを取ることに人一倍気を使っているそうです。お客様の歩き方や、天候からの影響など、様々な情報をもとに施術されています。確かな技術はもちろん、そういった細やかな配慮でお客様からの信頼を獲得されているようです。
今後も特に規模を拡大することは考えておらず、出来る限り人を雇わず、先生お一人で活動される予定とのことです。初心を忘れないということを大事にされており、その思いを込めて屋号も考えられたそうです。