治療院向け月報2019年8月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第4回は、30代のときに国家資格の勉強を始めた先生よりお話を伺いました。
◆日々新しいことに向き合う
先生は、一般の企業に勤めながらも、筋肉・骨格への関心が日々強くなり、30代でこの道へ進みました。当時、整骨院でアルバイトをしながら国家資格の勉強をしていたそうです。現在、先生は勉強会等に積極的に参加をしており、日々、施術をアップデートさせていると仰っていました。年を重ねるほど、新しいことをするのが億劫になってくる人も多いかもしれませんが、先生はずっと新しいことと向き合っているのです。この柔軟な心は、多くの人が学ぶべきだと思いました。
◆なんでも自分でできるとは思わない
お客様に喜んでもらうことがやりがいだと言った先生は、整骨院でできることは限られているとも言いました。相手を想うならば自分にできることを見定めて判断することが重要であり、そのために病院等の知識も取り入れるようにしているそうです。
私たちは、相手のためにという思いで、なんでも自分で抱え込もうとしてしまうことがないでしょうか。自分にできないという事実を認めることが怖いと思ったことはないでしょうか。「相手のため」が「自分のため」になってしまっていることはないでしょうか。先生のお話は、そういった日常について考えさせてくれました。
そんな先生は男性なのですが、男性には話しにくい生理痛の相談などもよく受けていらっしゃるそうです。それはきっと、先生が真に相手のことを第一に考えているからなのだろうと思いました。