治療院向け月報2018年9月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第78回は、異業種から柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師そして経営者と転身を遂げた先生をご紹介いたします。
◆「整骨院としてできることは全部できる」
院は駅からほど近いビルの5階にあります。院内は先生のこだわりが盛り込まれ、お客様の痛みを緩和させたい、プライベートも守りたいという気持ちが詰まった造りになっていました。
昨年の3月末開業の院ですが、売上は順調に伸び右肩上がりです。先生にどうしてかとお伺いしたところ、お客様をとにかく大事にしているとのことでした。新規のお客様は待たせないようにする、既存のお客様にはまた来てもらえるシステム作りをする、既存のお客様からの口コミによる新規顧客獲得等が現状の売上につながっているのではないかとのことでした。整骨院は薄利多売ということで、お客様一人一人を大切にしていかなければいけないと仰っていました。また、先生は独学で解剖学・運動学を学んだそうで、痛みの原因を突き止め緩和することができるそうです。整骨院でできる範囲のことは全てできるという自信を持っていらっしゃいました。忙しいとヒアリングはおろそかになりがちですが、そこをしっかりヒアリングすることで痛みの緩和、適正な施術ができるとのことでした。
◆「従業員が育てば何でもできる」
先生は現在の目標として3年後には3店舗へ拡大したいとお話ししてくださいました。そのためには従業員の育成がまず課題とのことです。独立前に院長という役職に就いた経験もある先生ですが、独立してからやること、考えることが増えた現状で、新しい方を雇い、一から教育していくということはなかなか難しいようです。しかし、同じベクトルに向かって頑張ってくれる従業員が増えれば何でもできるので今は頑張って大事に育てていきたいとのことでした。