治療院向け月報2017年2月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第63回は、開業一年目の先生のお話になります。開業する前と開業をした後での感じ方の違いや意識の変化などをお伺いしてきました。
◆開業から現在まで
もともと勤めていた整骨院の閉院に伴い、現在の場所に開業しました。今までは雇われ院長であった為、利益やお金に関する経営者意識が低かったそうですが、独立をしてからは、常々のお金に対しての危機感を感じていると仰っておりました。
また、お客様の後押しもあって開業をされたので、もともとのお客様がいままでと同様に通って頂けることは大きな強みになっており、その結果、開院直後から売上が安定しております。当初は、今まで通り、保険治療をメインにして売上を増やしていこうと考えられておりましたが、想定外なことに、実際に開業し時間が経つに連れ、自費治療の割合が多くなっていったそうです。そのため、今後は、キャンペーン展開や工夫を凝らした広告方法などを実践してより多くの方に院を知って頂き、来院数を伸ばしたいと意気込んでおりました。
◆お客様からの「ありがとう」が素直に嬉しい
単純ではあるが、お客様から「ありがとう」を言われると励みになると仰っておりました。そのため、将来のビジョンを日々描き続けること。そしてチャレンジすることを大切にされているそうです。
売上がないと院の継続はもとより従業員の給料も払えない状況になります。そのため、周囲の整骨院を経営されている方々よりも、少しでも長く生き残る整骨院になりたい、といつしか真剣に考えるようになったそうです。現在は、今まで以上に自費治療に力を入れて、地域に適った治療プランの作成に励みたいと仰っておりました。