接骨院・整骨院税理士Smile|業界No.1実績の税理士法人

接骨院・整骨院 税理士スマイル

治療院向け月報2016年8月号

こんにちは。手技療法会報委員会です。

第57回は、群馬県で2年前に開業して以来、順調に売上を伸ばしている整骨院の先生にお話を伺ってきました。

◆施術をする上で心がけていること

問診及び施術後の説明を含め、とにかく患者さんのお話しを丁寧に聞くことを心掛けているとおっしゃっていました。その際に大事にしていることは、患者さんに考えてもらうことだそうです。質問の仕方を、「はい」か「いいえ」で回答可能な形式ではなく、必ず、患者さんに考えてもらった上で回答してもらうような質問にしているとのことです。そうすることで、患者さん自身も身体に悪いことをより深く理解することにつながり、その後の再発を避けられるそうです。

◆保険請求厳格化への対応

最近、整骨院業界で保険請求が厳格化しています。そのような状況でも、先生は丁寧な対応を心がけることにより、保険売上も順調に伸ばしています。

具体的には、保険請求後、保険者から患者さんに施術に関する問い合わせがあった場合に、患者さんがうろ覚えで実際の施術とは異なる内容の回答をしてしまったことが原因で返戻となってしまうことがあります。それを防ぐために、施術後は、施術の内容及び請求内容について患者さんと同意書を交わすそうです。そうすることにより、上記理由の返戻があったとしても、同意書を提示することにより、返戻を取り消すことが出来るとのことです。

また、整骨院には慢性的に痛みを抱えている患者さんが来院されることもあります。その場合でも、整骨院に来院する程の痛み(急性)になった直接の原因がある場合もあります。そのため、患者さんの話を丁寧に聞くことにより直接の原因を聞き出し、原因があった場合にはその日時に患部を痛めたと記載することにより、慢性的な痛みではないという内容で請求することが可能となるそうです。

明確な原因もない慢性症状に対しては保険不適用とし、別途対応しているようです。