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治療院向け月報2015年3月号

整形外科専門医が医学知識を伝授する柔整師向け勉強会
~「五ノ橋整形塾」体験レポート~

■整形外科専門医が実践に役立つ医学知識を柔整師に伝授!!

「柔道整復師と医師との連携!」の実現を目指し、柔整師に医学知識を伝授する整形外科医がいらっしゃいます。医療法人社団順立会 五ノ橋クリニックを経営する山口真一医師です。山口先生は、全12回の集中セミナー「五ノ橋整形塾」を定期的に開催されています。

今回、その「五ノ橋整形塾」をレポートします。

参加している柔整師は何と40名!!

日曜日の午前中にもかかわらず勉強会に参加されていました。

■当日取り上げた症例はなんと19症例!

今回のテーマは「見逃すと怖い腫瘍系&知っておくべき様々な疾患」。貴重な症例が次から次へと取り上げられます。沢山の症例の中から一つをご紹介します。

症例:50歳男性運送業 平成YY年4月上旬より左肩痛出現にて近くの整骨院受診。年齢や職業から、五十肩を疑って治療していた。約5か月の加療を行うも症状が軽快しないため、紹介にて初診を行った事例。

肩関節痛とともに上腕中央部の痛みを訴えていたことから、レントゲン、MRIの撮影を行う。その時の、左肩の前方、側方写真、レントゲン写真、MRI画像を示しながら、考えられる疾患を検討します。

結果、上腕部に骨腫瘍が発見されました。この経過を振り返りながら、初検の整骨院がなぜもう少し早く紹介ができなかったのかを検討しました。

■座学だけではなく実演も実施

次から次へと症例について説明を行うといった座学だけではありません。

第一中手骨と大菱形骨との変形性関節症であるCM関節症のテーピング実演を行うなど、より実践的な内容になっています。

■山口先生からのメッセージ

先日、「ねん挫」と診断され、整骨院にて処置してきたが症状軽快せず、来院されたケースがありました。結果的には「痛風」。痛風にマッサージを行うことは厳禁で安静が必要です。こんなことが無いように、一緒に学んでいきましょう。