治療院向け月報2014年6月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第35回は、近年急速に分院展開している横浜市の整骨院の先生にお話を伺ってきました。
◆高い再診率・回転率を維持する仕組み
売上を上げるためには、患者さんに不満を感じさせないことが重要です。
患者さんに不満を感じさせない方法の一つとして、患者さんへの説明パターンを事前にいくつか用意しておき、院長はその説明パターンの組合せのみをスタッフに指示するという仕組みを作っています。これにより、どのスタッフが対応してもわかりやすい説明をすることができるので、どの患者さんにも満足感を与えることができます。その結果として再診率や院の回転率を高い水準で維持することができています。
◆オーダーメードのスタッフ指導
若いスタッフを厳しく注意するとすぐに辞めてしまうという問題が度々生じていました。体育会系の社会に長く身を置いていると、どのスタッフに対しても強い口調で注意をしてしまう傾向があります。
しかし、若いスタッフの中にはこれを受け入れられる人とそうでない人がいます。そのため、今では単に強い口調で注意をするのではなく、それぞれのスタッフが最も活躍できる指導の方法を考えて実行しています。
◆売上に+α(異業種との関係作り)
現状の売上をさらに上げるためには、異業種からの紹介が重要になってきます。
宅配弁当の業者さんからは訪問マッサージの紹介、板金工の業者さんからは自賠責の紹介が頂けます。
当然ですが、紹介してくださる業者さんにもメリットがなければなりません。院にチラシを置き、実際に患者さんを紹介するなどして、お互いに紹介をし合える関係を徐々に構築していきます。
既存の販売ルートのみではなく、新たな販売ルートを開拓することで今後も売上を維持・向上させて行く予定です。