治療院向け月報2012年5月号(№21)
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第21回は3年前に法人成りをされ、毎年売上が大きく伸びている東京23区外の先生にお話を伺いました。
偉人が語る~松下 幸之助~
誠意や真心から出たことばや行動は、
それ自体が尊く、
相手の心を打つものです。
◆先生の特技
「一度来てくれた患者さんのことは忘れない」とおっしゃる先生。
常に一人一人の話をよく聞いて、その方のことをよく覚えるよう心がけているそうです。
寒がりの方には待ち時間にも体を温めていただくなど、無駄に待たせない工夫をする。
ご高齢の方にはできる限り往診や送迎に対応するなど、毎日たくさんいらっしゃる患者さん一人一人ととても丁寧に接していらっしゃいました。
取材をさせていただいた日も悪天候でしたが、出勤前に患者さんをお迎えに行かれたそうです。
「同じ商品を出す店でもお客さんが集まる店とそうではない店がある。相手のことを覚えていれば次に来てくれたときに自然に話ができる。」
患者さんにとって居心地のいい環境づくりを常に意識していらっしゃるのだと思いました。
◆これまでの失敗
先生はこれまで従業員の採用にはとても苦労をされてきたそうです。
人手が足りないとお客さんを待たせてしまう、だからといって雇用を妥協すると逆に患者さんの迷惑になりかねません。
また患者さんとの距離も難しく、親しくなりすぎるとかえって患者さんが気まずく感じてしまう場合もあるそうです。
患者さんとパーティーを行う場合なども「親しき仲にも礼儀あり」の関係でいることが大切だとおっしゃっていました。
編集後記
訪問した際、まだ先生は患者さんの施術中でいらっしゃいましたが入口近くの寒い場所ではなく、奥の温かい部屋で待たせていただきました。
その際「リラックスしていてくださいね」など温かい言葉を何度もいただき、周りの全ての人に対してお気遣いを忘れない姿勢に感動しました。
(発行)
発行:上田公認会計士事務所
手技療法会報委員会