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治療院向け月報2011年8月号(№16)

今年の夏もそろそろ終わりが見えてきました。
第16回は、人通りの多い駅前の「激戦区」に開業されて3年目の整骨院をご紹介します。
この整骨院は激戦区にも関わらず、開業以来継続的に売上を伸ばしています。
今回はその生き残り策を取材しました。 

偉人が語る~シャキール・オニール(NBA選手 2011年引退)

僕にだけ才能があるってことじゃない。誰にでも才能はあって、可能性は限りないんだ。 

◆ 「激戦区」での生き残り

平成21年の開業以来、この「激戦区」では新たに3~4件ほどの整骨院の開業がありました。
以前から開業していた整骨院も含めると、多くの整骨院がひしめきあっていることになります。
この中からどのように生き残るのでしょうか?院長先生は「リピーターの獲得」を重視することにしました。
新規の利用者を増やす方法の一つとして、広告などで院のことをアピールするという手もあります。
しかし新規開業が多い激戦区では、広告で強い印象を与えるのは難しくなります。
ならば、既に獲得している利用者を維持する方が、確実性が高くて効果的といえます。
 

◆ リピーターの心を掴む
 

繰り返し利用して頂ける利用者(リピーター)を獲得するにはどうすればよいのか?
院長先生は「利用しやすい整骨院」を目指します。
そこで女性が利用しやすいように、女性従業員(柔整師)を雇用しました。
待ち時間が苦にならないように、待合室の内装は広めでリラックスできるように造りました。
そして何より大事なのは、「患者様とのコミュニケーションに十分な時間をとること」と院長先生は仰いました。先生は患者様の悩みを把握し、患者様は先生の治療の方針・内容を理解することで、
互いの信頼が生まれます。
この信頼が、リピーターを獲得する最大の要素となります。
リピーターを確保すれば、口コミで新規の利用者が増えます。
新規の利用者をリピーターとして確保することで、売上は相乗的に上がります。
このようにして、激戦区で開業以来売上を伸ばし続けてきました。
 

編集後記

たとえライバルとなる整骨院が多くても、人通りが激しい地域にあえて開院した院長先生。
「出来るだけ多くの患者様を治療したい」という院長先生の野望は、
どこまで大きくなるのか楽しみにしています。 

 

(発行)
発行:上田公認会計士事務所 
手技療法会報委員会