治療院向け月報2012年3月号(№20)
こんにちは。手技療法会報委員会です。
徐々に心地よい春風の吹く季節となってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
第20回は分院展開をされていて売上を伸ばされている先生にお話しを伺って参りました。
偉人が語る~稲盛和夫
あらゆる事象は心の反映である。
したがって純粋な心でひたすら念じ続ければ、たいがいのことは成就する。
◆活気無くしてお客様はなし
先生は、『お客様が入りやすく安心ができる院作り』をコンセプトに、照明を明るいものにする、ガラス張りで院の中が見やすい作りにする、女性スタッフを雇う、料金体系をハッキリ分かりやすいものにする等、院の環境作りを意識して行っているとのことです。その中でも特に『活気』を意識しておられ、従業員の方が常にお客様の出入りに気を配っていて、従業員の方全員で明るく元気に挨拶をするようにしているとのことです。
お話を伺っていて、地域のお客様に気持ちよく院を利用して頂きたいという心配りが感じられました。
◆サービスの安定化・向上
従業員の先生方の定着率を高める。これによって、サービスの安定化・サービスの向上が行えると先生はおっしゃいます。具体的には、従業員の先生方のプライベートの時間を確保できるような仕事場環境を作る。時間的な余裕を作ってあげることによって、先生方同士で技術の共有を行う時間・サービスについて考える時間を与えられるとのことでした。
経営については保守的にお考えの先生ですが、お客様の為に新しいサービスを提供できないか常に考えられておられるようです。ケアマネージャー資格を取得するなど、次の展開をお考えになっていて、経営者としてとても広い視野をお持ちの先生だと感じました。
編集後記
『安心できる院作り』。
私の質問にとても柔らかな口調でお答え下さる先生に、院作りのコンセプトが納得できました。
静と動の両方の顔をお持ちの先生の経営に、今後とも目が離せません。
(発行)
発行:上田公認会計士事務所
手技療法会報委員会