治療院向け月報2020年11月号
こんにちは。手技療法会報委員会です。
第15回は、今年で9年目を迎え、順調に売り上げを伸ばしている整骨院の先生にお話を伺いました。
◆ 患者様のお悩みは、私の悩み
自分の施術を通じて痛みに困っている人の役に立ちたい。そんな思いを持つ先生の院の特徴は、自律心体療法を採用している点にあります。柔道をされていた先生は、整骨院や整形外科、鍼灸院での修行を経て開業に至りました。
自律神経に焦点を当てるようになったきっかけは、施術を行う中で痛みのある部分が一時的には改善されるものの、数日経過すると元の状態に戻ることが多いという気付きにありました。そこから、鍼灸や自律心体療法を学び、独自の施術法を考案していったそうです。施術後に患者様の顔が明るく元気になった変化がなによりの喜びだと先生は仰っていました。挨拶から患者様の状態を感じることもできる為、いつも元気な挨拶と笑顔を心掛け、コミュニケーションをとっているそうです。女性の患者様が中心という事もあって、院内のデザインや雰囲気作りを非常に大切にされているのも、そのような先生だからこそです。お話を聞き気持ちが通じて初めて施術の効果が上がると考える先生は、患者様のお悩みは私の悩みと思い、患者様と接しているそうです。
◆ さらなる価値を提供したい
本気で治したいという患者様の気持ちに応えるために、先生の院では自費施術が9割を占めています。
これは、保険施術では行いたい施術が行えず患者様の治したいという思いに全力で応えられないと考えたからです。勉強熱心な先生は、これまで研修セミナー等に積極的に参加してこられました。今後も技術を磨き、更なる価値を患者様に提供したいと工夫を重ねているそうです。また、従業員を雇い、施術メニューを増やすことも考えており、より多くの患者様に心と体を元気にしたいと語っていただきました。