治療院向け月報2025年10月号
今回は、開業11年目を迎えられた、東京都あきる野市の先生にお話を伺いました。先生はもともと親族が治療院を経営されており、ご自身も野球などのスポーツを楽しまれていた経験から、国家資格を取得し、その治療院を引き継がれました。承継の際には、院の移転と屋号の変更も行われたそうです。
◆若い人に来院されやすい整骨院をめざして
治療院の特徴として、良い意味で「整骨院らしくない」カフェのような明るい内装や雰囲気があります。先生は、治療院を継ぐ前はアパレル関係のお仕事をされていました。その際、親族の治療院を見て「新規の方が入りにくい」という印象を受けたことがあったそうです。そこで、「若い世代にも気軽に来ていただきたい」という思いを形にし、現在の明るい内装・雰囲気にされたとのことでした。
◆施術メニューへのこだわりについて
先生は、施術において工夫されている点として、「カラダ全体を診る」ことができる施術を意識されており、患者様との何気ない会話の中から、持病や服薬歴(ビタミン剤など)を自然に伺うことで、カラダ全体の状況を把握することを大切にされています。そのうえで、適切な施術や改善策を提案することを意識しているとお話しくださいました。
また、自費メニューの一つとして、学生や若いアスリート向けの「ストレッチ補助」を提供されております。定期的にカラダのストレッチをすることで、パフォーマンスの持続力を高め、ケガを未然に防ぐ効果があるとのことで、若い方を中心に高い評価を得ているそうです。
◆今後の展望
今後も地域密着型の経営方針を大切にしていくほか、若い世代に更に治療院を知っていただくため、インスタグラムなどSNSを活用した情報発信にも注力していきたいとお話くださいました。