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上田会計週報『マインドセット』

“働き方改革”は、会社の制度として「社員への信頼をベースに、一人ひとりが働く時間・場所を選択できるようにする 」こととあわせて、「社員が自信をもって実力を発揮できるようになる」ことが欠かせません。ここでは、その鍵となる社員のマインドセットの意味と方法について述べましょう。

マインドセットとは

これは「マインドを新たにセットする。(考え方そのものを変えましょう)」という意味ですが、より実践的には「自信をもって、自分の特徴を生かし、活力をもって生きられるように、自分の考え方や行動を変えましょう」ととらえ、

「マインドセットは自分決めるもの」であり、「できる」と思えばできる(「できない」と決めつけてしまうのも自分である)ことを知りましょう。

その上で、マインドセットを実行する具体的なポインは次の3点となります。

1

「自分にはできる」という自信を持つ。

・一日にひとつ、何か(小さなことでもよい)をやり遂げ、達成感を持つ。

・達成感の積み重ねで「自信」がつくようになる。

2

自分の特徴・得意なことを知る(1の中から知ることができる)。

3

フルエンゲージメント(最高のエネルギー・活力の状態)を保つ。

それには毎日エネルギーを充電することが必要であり、瞑想・昼寝・ジョギングなど自分流の充電方法を見つけて実践する。

マインドセットの効果

上記のようなマインドセットが、社員一人ひとりによって実践されれば、それぞれが「よりいきいきと働き、豊かな人生を送る“Happy”な状態が生まれ、その能力と生産性向上のポテンシャルを最大化して、より強い会社となることに貢献します。

以上は、“働き方改革”の視点から述べましたが、より普遍的に、幼年期・青春期から老年期に至るライフステージを通じて、人の生涯における成長のプロセス・生活のあり方・生き方にまで共通する「マインドセット」の効果を示唆していると考えられます。