治療院向け月報2010年10月号(№9)
こんにちは、上田会計会報委員会です。
いよいよ秋も本番となり、皆様ますますご健勝のことと存じます。
第9回は、今後更なる活躍が期待される整骨院の院長先生にお話しを伺って参りました。
この整骨院は開業2年目にして法人成りを果たし、加えて分院展開を予定しています。
偉人が語る~松下幸之助
人との縁・つながりは大切なもの。
縁あることを喜び、誠意と熱意でお互いのつながりを強めたい。
◆ 口コミだけで来院してくれる時代は終わった・・・
毎月、売上グラフを見ても右肩上がりにならず、新規患者獲得の方法について悩まれる院長の話を
よく耳にします。
不況の煽りから、患者の財布の紐も硬くなる世の中になりました。
その中で、この院長先生の整骨院では毎月の売上グラフは右肩上がりとなっており、
記帳を行う弊事務所としても毎月の売上を見るのが楽しみとなっています。
そこで、その売上上昇の秘訣についてお伺いしました。
今や口コミだけの情報伝達で来院してくれる世の中ではなくなってしまいました。
そこで人と人との会話だけの情報伝達だけではなく、更なる情報伝達のツールを加えました。
そのツールとはズバリ雑誌等への掲載です。
会話中に雑誌が登場することで、「気になるから後で読んでみよう」とする気持ちに持っていくことが
大切のようです。
また、来院する患者のネットワークも大切にしており、患者の満足度を高めることで、
その家族の方にも来院して頂くことを目標とする気持ちが大切であることを学ぶことが出来ました。
◆ サービス業は人との繋がりが鍵!社員も然り
院長先生が最も大事にしている事。
それは人と人との繋がりです。
患者のご家族にも満足が行き渡るようなサービスを提供することで、ネットワークは更に拡大していきます。
そこで、ネットワークの入り口である初診の患者との接触が重要となります。
最初の接触を図る相手は誰か?
それは入社して日の浅い、新卒や専門学校の学生の社員です。
彼らが一生懸命学び、接客を行う姿が院長先生や患者の心を打つそうです。
取材の日、院長先生は院長先生のいない整骨院の抜き打ちチェックを行おうとしました。
しかし一生懸命働いている社員の姿を見て、チェックするのを辞めたそうです。
「頑張ってる姿にほっとしたが、ちょっぴり寂しい気持ちになりました。」
この院長先生のコメントから、社員との間に信頼のネットワークが完成したことを実感しました。
◆ 気軽に来院できる整骨院へ
整骨院は痛い、治すために行くと感じる患者も多く、抵抗を感じる方が多くいらっしゃるそうです。これからの整骨院経営について、「気軽に」をキーワードに保険外マッサージ等を取り入れて「体」に癒しを、サプリメント等の研究等も行って「内面」からの健康を取り入れ、心身ともに元気にするお手伝いをすることを主軸としていくそうです。
編集後記
院長先生にお会いして、サービス業では人との繋がりを重視し、
相手方を思う気持ちの大切さを改めて実感することが出来ました。
その思いやりの気持ちが社員たちを支え、売上上昇を生んでいる大きな要因となっており、
これからの活躍に益々期待な院長先生でした。
(発行)
発行:上田公認会計士事務所
手技療法会報委員会